新年号にこの写真を使うから何かタイトルとコメントを…と依頼されました。
何か新年にふさわしいものと考えてみましたが、「飛翔」というかたくるしいタイトルになってしまいました。
昔、どこかの進学塾のキャッチコピーとして壁に貼ってあるのを見たようにも思います。
…と同時に青春時代に彼女に送ったラブレターの一節も思い出しました。
「今、僕は(飛行機の)アフターバーナー全開で、垂直上昇中だ…」
これは、私が浪人中で、19歳になったばかりの秋に、すでに良い大学の文学部に入って私を待っていた彼女に送った長文のラブレターの一節です。
意気込みとは裏腹に、3浪までしたのですが、結局は目標の大学の医学部には入れなかったのですが、今となっては青春のすがすがしい良い想い出です。
…それから十数年たった今、私は少し方向は違いますが、やりたいことをして充実した楽しい毎日を送っています。
その彼女とは、結局結ばれませんでしたが、彼女は今、全日空のスチュワーデスをしています…。
いくつになっても、青年の気持を忘れずに、どんなに小さなことでも、とてつもなく大きなことでもいいから目標を持って上昇する、希望の毎日を送っていきたいと思いました。
「来年は、かわいい奥さんをもらおう…!」
写真は昨年9月のもので、三沢空港を飛び立った米軍のジェット戦闘機の訓練のものです、この急角度から旅客機ではないことはすぐにわかると思うのですが、まさに「アフターバーナー全開で垂直上昇中…」なのです。
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